ジョージ・ネルソン/バブルランプ

ジョージ・ネルソンの名作、バブルランプ
ニューヨーク近代美術館(MOMA)の永久保存コレクションとなっているバブルランプは1947年ジョージ・ネルソンによりデザインされました。細いスチールフレームに特殊なプラスチックをスプレーでコーティングする制作行程は当時と変わらず、シンプルなフォルムから幻想的な光を照らし出すその美しさは、ミッドセンチュリーデザインのファンのみならず、世界中のユーザーを半世紀たった現代も魅了し続けています。長年に渡り、ハワードミラー社が生産してきましたが、現在はロサンジェルスを本拠地とするモダニカ社がミシガン州の工場にて製造しています。
GEORGE NELSON (1908 - 1986)
バブルランプはジョージ・ネルソンに最大の国際的な成功をもたらし、今日もその評価は続いています。しかし彼を世界的に有名にしたのはバブルランプだけではありません。アメリカモダニズムの創始者であると同時に、世界的に有名な家具メーカー:ハーマン・ミラー社のデザインディレクターともなり、レイアンドチャールズ・イームズやイサム・ノグチのようなデザイナーとハーマン・ミラー社の協力体制を導いたことも彼の偉大な功績です。その後彼は自身のデザイン事務所を立ち上げ、家具以外のデザインにも携わりました。家具の作品としの「ココナッツ・チェア」や「スワッグレッグチェア」を忘れることはできませんし、カラフルで遊び心が溢れた時計「ボールクロック」はあまりにも有名です。
BUBBLE LAMP は一つ一つが手作りです。
スチールワイヤーを骨組みとし、それを曲げるための治具は制作開始当初から使用しているオリジナルが大切に継承されています。スチールワイヤーを回転させ、特殊なプラスチックをスプレーすることで、スチールワイヤーとスプレーされたプラスチックが一体化したBUBBLE LAMPのシェエードが完成します。和紙のような質感とプラスチックの弾力性を兼ね備えた表面が特徴です。
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